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相続税申告をするときの注意点とは!?自分で申告できる方法も!

ご家族や大切な人が亡くなり財産を相続した場合、相続税申告が必要となります。ただし申告が不要の方も中にはもちろんいらっしゃいます。
もし自分が申告が必要な人に該当する場合は、期限や手順をしっかりと守って正しく相続税申告をしなければなりません。
今回はそんな相続税申告について、申告が必要になる条件や実際に申告する際に注意すべき点などについて詳しくご紹介していきます!
Contents
1.相続税申告が必要となる条件はこちら
相続税の申告をしなければならない人は、相続や遺贈によって財産を取得した人のうち、被相続人から基礎控除を上回る相続財産を相続した方です。
つまり、基礎控除以下の場合は相続税申告は不要ということになります。
相続税の基礎控除額は以下の計算式で算出できます。
3000万円 +(法定相続人の数 × 600万円)
また、相続財産が基礎控除額を超過している方でも、配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例の適用を受けた結果、納税がゼロの方でも申告が必要です。
2.相続税の申告期限は10ヶ月!
相続税の申告や納付は、相続の開始があったことを知った日の翌日から10ヶ月以内に行う必要があります。
提出期限が土日祝日と年末年始(12月29日~1月3日)に当たる場合は、その翌日が期限となります。
この10ヶ月の期限以内に申告と納税をしなければ、税金滞納状態になってしまい、遅延日数に応じた延滞税(利子税)がかかってしまいます。
一定期間内に遺産分割協議が整わなかった場合は、申告の期限を延ばすことができないため、法定相続分で相続があったものとみなして申告をしなければなりません。
3.申告書の作成について
相続税申告書の作成は、大半の方が税理士などの専門家に依頼をして申告をします。
一方で、自分で申告書を作成して相続税申告を行うことも出来ます。
では、この双方の申告方法のメリットとデメリットを見ていきましょう。
⑴税理士に依頼する場合のメリット&デメリット
税理士に依頼するメリットは、時間の削減ができて他の手続きが楽になることや、適切な財産評価や税額算定が得られることなどです。税務調査などのリスクを考えれば、相続専門税理士に依頼して申告してもらうのが安心ですよね。
一方でデメリットは、税理士報酬の高さです。一般に税理士報酬は、《遺産総額×0.5~1.0%》です。これは、財産規模が大きければ大きいほど税理士報酬は高くなるということです。
このように税理士に相続税申告を依頼する場合、専門家を介している分安心度合いは高いものの、その分やはり金銭面での欠点があるようです。
⑵自分で作成する場合のメリット&デメリット
自分で相続税申告をするメリットは、税理士報酬が一切かからないことです。仮に1億円の遺産を相続する場合の税理士報酬は50万円〜100万円にもなります。自分で作成する場合は、これだけまとまった大きなお金が浮くことになるため、金銭的な負担を大きく減らすことができます。
一方でデメリットは、手間と時間がかかることや、高い相続税を支払ってしまう可能性があることです。特に初めて相続を経験する方などは、聞き馴染みのない制度を調べた上で様々な資料を集める必要があり、その作業だけで数週間かかってしまう場合もあります。万が一使うことの出来る制度を使わなかった場合、その分高い相続税を支払ってしまうケースも有り得ます。
このように自分で申告書を作成する場合、金銭面でのメリットはありますが、適切な評価を行うのに手間と時間と労力がかかってしまうことがわかります。
4.相続税申告書作成システムTASKI(タスキ)の活用法とは?
では、双方のメリットとデメリットを見てきましたが、
『税理士に依頼したいけれど報酬が高すぎる…』
『自分で申告したいけれど、税理士を介さないのは不安…』
という方はどちらを選ぶと良いのでしょうか?
実は、先程ご説明した双方のメリットを兼ね備えている申告をする方法があります。それが、『相続税申告書作成システムTASKI(タスキ)』の活用です。
TASKIは、相続専門税理士が開発した自分で作成をしながら税理士を介したサポートが受けられる相続税申告システムです。
作成の際には一つ一つに詳細なガイダンスがあるため、初めて相続を経験する方でも安心してご自身で申告を進めることができます。
また、利用料金は財産規模にかかわらず定額の77,000円なので、税理士に全てを依頼するよりも断然お安く申告ができます。
税理士に依頼するメリットとご自身で申告するメリットのどちらも兼ね備えたTASKIを、選択肢の1つとしてご検討してみてください!
◇TASKI公式サイトはこちら!➡https://taski.co.jp/

まとめ
いかがだったでしょうか?相続は他にも様々な手続きがあるため、次から次へとやることがあり非常に大変だと思います。
10ヶ月という期限内に適切な方法でスムーズな相続税申告が出来るよう、もしものことがあったときに備えて相談する税理士さんを見つけたり、自分で申告するための勉強を前もってやっておくことも大切です。
ご自身の状況をふまえて、自分に合った申告方法を見つけてみてください。
税理士法人ブライト相続 戸崎貴之 監修
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